はじめまして

becoming color


はじめまして
「ビカミングカラースクール」の髙橋理津子です。

スクール名の『ビカミング(becoming)』には『生成』という意味があります。
カラースクールだけに生成色の「きなり!? 」と読みがちですが、ここは「せいせい」と読みます。

「生きていること」自体の経験。
何かに夢中になって遊んでいる子どもたちを羨ましく思えることありませんか。
子どもたちに限定されることではありませんが、時間も空間も忘れ何かに夢中になっている時、
またその後には「あー、今生きている !!」「今確かに生きていた !!」と感じることがあります。

と言うと、大袈裟に思えるかもしれません。

夢中になっていた間の記憶がない、物事のはっきりした内容は覚えていないけれども、
ただそのときの感情は覚えている、といったような。

今の私…さっきまでの私と何かが違う。どこかが違う!? 何が変わった!? 
具体的に言えなくても、目に見えなくても、確かに何かが変わっている実感。

今そう感じているのは、「誰でもない私だ」という感覚。
何かに夢中になったあと湧き出る感情。

これが、「ある特定の出来事、日常の物事」についての経験とは異なる、
「生きていること」自体の経験です。

このような経験を「『生成』の経験」と呼びます。

今から20数年前ですが、私は、大学生の時に、当時の私が変わるきっかけとなる
『生成の社会学』という学びと出会いました。

それは、哲学や心理学をも取り入れ、『生成』の経験を通して“自己と他者との関係”を
探究する、当時の私が最も必要としていた、これぞ人間学!! とも呼べる社会学でした。

以来、私はこの『生成』の実感に満ちた社会学の学びを実生活に活かすことにに努め、
人のパーソナリティの形成についての研究に夢中になりました。
そして今もなおその関心は続き、私自身の生き方そのものになっています。

20年の時を経て、私は「色彩学」と出会いました。

「色彩」は、光のあたり方はもちろん、人の感じ方、人の見かたひとつで、
一瞬として同じ色は存在しません。

例えばある色に1つの色名がついていても、それは決して1つの色として存在するのではなく、
その色の背後には、切り取れない連続した「色彩」の流れがあります。

人も、絶えず流れる川のように刻々変化し続けながら、連続する流れに生きています。
にもかかわらず、見る人によって違う、外から見える変化にばかり意識が向けられると、
誰でもない私だ!! という、自分だけが感じることのできる流れの力は見失われてしまいます。

becoming color

 

「色彩」との出会い、その始まりは「似合う色」を知ることからでしたが、
客観と主観が絡む「似合う色」。それはただの見た目の話ではありません。

自己と他者の “あいだ” に存在する「似合う色」は、心との関係を抜きには語れません。

連続した流れを共にする、「人」と「色彩」とのあいだには、
お互いの流れを強くする力、新たな自分との出会い、
自分が自分を超えていける『生成』を経験する可能性がいっぱいあります。

人と人との関わりの原点のようなものを、「色彩」を通して知ることができます。

自分の「好きな色」にも必ず理由があります。
思いつく特定の出来事が無くても、きっと、色の好き嫌いに関わる『生成』の経験が、
自分の歴史、流れの中にあります。

言葉では伝えられない心の声を「色彩」で表現することもできます。
表現して始めて気づく私だけの流れの実感もあります。

「色彩」の魅力は何より、『生成』の経験を、十人十色、どんな角度からでも
感じる自由と可能性がそこにあることです。

人それぞれの『生成』の経験は、人それぞれの個性の源です。
他者の評価による自分が自分ではない。
私が私だと感じる、それが自分自身。自分の「個性」。

色彩に夢中になってみませんか。

(2012.07.01 旧色彩生涯教育協会HP 教室案内に掲載 / 一部修正)


becoming color school 髙橋理津子

国際アートセラピー色彩心理協会 こどもアート療法士
色彩心理カウンセラー
NPO法人 色彩生涯教育協会 インストラクター
パーソナルカラーアナリスト
ベースカラーコンシェルジュ
AFT 1級色彩コーディネーター
株式会社 polar color 取締役

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